ゲームの最近のブログ記事

Kinectを購入しました!

| トラックバック(0)
ゲームの世界には「買わずに後悔するより、買って後悔しろ」という言葉があります。
特にあまり売れていないゲーム機本体をはじめ、ちょっと変わった周辺機器や、珍しいソフトは「後で買おう」と思うと「再生産されずに、二度と入手できなくなる」ことが非常によくあります。

と言う訳で、ゲーム機「Xbox360」に接続する新型モーションカメラ「Kinect」を購入しました!
kinect.png
といっても、いずれもピンと来ないので説明させて頂きます。

<Xbox360>
「Xbox360」は「エックスボックスさんろくまる」と読み、マイクロソフト社が開発、2005年に発売したゲーム機です。日本では「箱○(はこまる)」という略称で呼ばれています。

特長を大まかに書くと
・ゲームで必要な画像描画処理性能が現世代機最高
・毎年春と秋の2回にオンラインアップデートが行われ、ゲームディスクの市販USBメモリへのインストールをはじめユーザーの要望を反映した各種機能が次々と追加される
・実際に遊んでみて良さが実感できるゲーム内容や機能が多い

ということで世界最大のゲーム市場である北米で昨年の年間販売台数トップを記録し、任天堂「Wii」の累計販売台数に猛追しています

また、ゲーム市場規模は北米:欧州:日本=5:3:2となっており、ゲームビジネスを行う上で北米市場で据置ゲーム機は上位2位以内に、携帯ゲーム機はトップを取らないとよほど人々の心をとらえる画期的なことを行わない限り事業を続けることができないといわれています(つまり、ソニーは事実上脱落)。

表1  2011年の北米市場における、家庭用ゲーム機本体年間販売台数
順位機種名(メーカー名)年間
販売台数
累計
販売台数
1Xbox360(X360と略、マイクロソフト、据置)7,476,54133,063,320
2Wii(任天堂、据置)5,048,11238,762,161
3ニンテンドー3DS(3DSと略、任天堂、携帯)4,636,2334,636,233
4Playstation3(PS3と略、ソニー、据置)4,468,85519,881,557
5ニンテンドーDS(DSと略、任天堂、携帯)3,624,27550,284,668
6Playstation Portable (PSPと略、ソニー、携帯)1,248,51119,376,736

出典:vgchartz.com USA Yearly chart  (※本数は参考値扱い)

但し日本においては
・最初期型は初代Xbox同様初期不良が頻発し、Xbox360の場合は本体基盤の欠陥を認めて全数リコールを行った(RRoD問題)
・日本法人の広報/販売戦略の拙劣さ(ユーザーから多数不満がありグーグル検索で「MSKK」と入力すると、「仕事しろ」と予測変換されます...)
・店頭には本体やソフトが殆ど陳列されていないためネット通販で購入するしかない
・これらの要因を「はちま起稿」や「オレ的ゲーム速報@刃」に代表される"個人ブログの皮を被った「企業運営ブログ」"による執拗なネガティブキャンペーンが繰り返された

など、いずれも販売展開上非常によろしくない状態が続いたため、日本での累計本体販売台数は155万台に留まっています(日本 Wii:1,200万台、PS3:760万台)

なお、現在店頭に並んでいる新型本体は、欠陥や不具合が有りませんのでご安心ください。


<Kinect>
Kinectというのは、人の顔や骨格とその動き方や、話し声を自動認識できる新型カメラデバイスです。その対応ソフトでは「コントローラー」を全く持たずに、身ぶり手振りだけで動作して遊ぶことができます。
Kinectを用いた実際のプレイの様子は別途記します。

表2は、北米市場で売れたソフトの一覧です。Xbox360用のソフトが多く、日本企業は「ポケモン」とか「WiiSports」といった任天堂のソフトしかトップ10にランクインできていません。また、製品ジャンルで"Shooter"が結構目につきますが、これは「一人称視点の射撃ゲーム」を意味し、残虐な表現が多く年齢による購入制限がかかっているものもあります。

特筆すべきは二位の「Kinect Adventures!」で、これは、Kinect本体に付属の万人が遊べるゲームソフトですので少なくとも北米では510万台のKinect本体が売れたということを意味します。これだけ市場で売れて評価されているものを試さないわけにはいかないでしょう

表2  2011年の北米市場における、家庭用ゲーム機ソフト年間販売本数
順位ソフト名、機種名、
メーカー名、ジャンル
販売本数
1Call of Duty: Modern Warfare 3 (X360)
Activision, Shooter
7,174,891
2Kinect Adventures! (X360)
Microsoft, Misc
5,115,158
3Call of Duty: Modern Warfare 3 (PS3)
Activision, Shooter
4,137,822
4Pokemon Black / White Version (DS)
Nintendo, Role-Playing
3,812,482
5Just Dance 3 (Wii)
Ubisoft, Misc
3,194,160
6Gears of War 3 (X360)
Microsoft, Shooter
2,998,268
7Wii Sports (Wii)
Nintendo, Sports
2,932,658
8Wii Sports Resort (Wii)
Nintendo, Sports
2,889,881
9Battlefield 3 (X360)
Electronic Arts, Shooter
2,885,014
10The Elder Scrolls V: Skyrim (X360)
Bethesda Softworks, Role-Playing
2,573,486
.........
25The Legend of Zelda: Skyward Sword (Wii)
Nintendo, Adventure
1,373,921
.........
34The Elder Scrolls V: Skyrim (PS3)
Bethesda Softworks, Role-Playing
1,051,210

出典:vgchartz.com USA Yearly chart  (※本数は参考値扱い)

任天堂が営業赤字を出したことが先日発表されましたが、3DSのソフトがトップ10にはランクインせず(11位-20位の間)、任天堂として最大の予算と人員と5年の歳月をかけて製作した「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」(ゲーマーならこれもプレイ必須ですよ!)が北米では25位に留まり、類似ジャンルのXbox360版「スカイリム」(※18歳未満購入禁止)に売上で負けてしまったので「さもありなん」といった所でしょう。

参考:任天堂株式会社 2012年3月期 第3四半期決算説明会概要





今年のゲーム業界を震撼、騒然とさせた、カプコン社の大人気ゲーム「モンスターハンター」シリーズ最新作「モンスターハンター3(tri)G」が12月10日(土)にニンテンドー3DSで発売されます。
モンスターハンター3(トライ)G 公式サイト

発売に先駆けて、試遊イベントをトラックで日本各地を巡回する「トライ,G! トラックツアー」というキャンペーンが行われます。
トライ,G! トラックツアー特設ページ

monhan3G.png

そのトラックのルートは上記画像の通り。
仙台を出発して山形〜新潟方面から関東へと入り、その後は中部〜関西以西というルートです。仙台から関東へ行くのに「福島方面は素通り」というのは気のせいでしょうか?

これは私の推測ですが、"仙台スタートとすることで被災地域の子供たちを励ましたい。されど子供たちが来るイベントに「汚染物質を付着させたトラックを堂々西日本で巡回」という事態は、西日本在住のお客さんの親から非難を浴びる可能性があるので絶対に避けたい"という考えがカプコン社の中にあったように思います。(ちなみにカプコンの本社は大阪)

物流網が発達した今日ですが、「輸送車両に汚染物質が付着し、拡散する」という可能性もしっかりと考慮する必要があるという事例でしょう。


去る日本時間の10月21日(金)午後8時に「ニンテンドーダイレクト」という、任天堂の岩田社長が直接、消費者に対してプレゼン放送(録画)で語りかけるという新しい試みを行いました。



この放送では、11月末に予定される本体アップデートで追加される様々な機能や、新作ソフトや人気ソフトの続報が紹介されました。
個人的に心が惹かれたのが冒頭3分あたりのところで紹介された「3D動画撮影機能の追加」です
この機能が追加実装されることを私は心待ちにしており、アンケートのその他要望欄のところに追加を希望する旨を書いた甲斐があったというものです。

3D動画撮影機能も色々とあります。
・通常撮影:最大10分間まで可能
・インターバル撮影:連射、2秒、5秒、15秒、60秒感覚で撮影
・コマ撮り:ストップモーションのムービーが作成可能
・いいとこ取り:撮影中一時停止/再開が可能で好きな瞬間だけ撮影が可能


最新のAndroidスマートフォンの一部には3D動画撮影も可能のようですが、これが3DSには標準装備で¥15,000-と、お手頃価格でできるというのが有り難いです

今回の試みで一番優れているのは、放送終了直後に関連紹介3D動画をニンテンドー3DS内蔵のオンラインショッピングアプリ"Nintendo e-Shop"で即座に配信して作り手(=開発メーカー代表)の思いや意図がねじ曲げられずに直接受け手(=ユーザー、ゲームファン)に伝わる、「ダイレクトマーケティング」を採用したことで、非常に好感が持てます。

ダイレクトマーケティング(direct marketing)とは、標的消費者として慎重に選ばれた個人あるいは法人から直接反応を獲得し、リレーションシップを構築していくマーケティングの方法であるが、今日的な意味においては、マーケティングの一部でもマスマーケティングの対照となるものではなく、情報テクノロジーの驚異的な進化により、マーケティングの発想と技術を革新させたもの、ととらえるべきである。
出典:Wikipedia-ダイレクトマーケティング

マスメディアの堕落ということが色々な方面で言われておりますが、ゲーム業界もご多分に漏れず該当しております。
今回の取組みは取材対象に対して結論ありきで、ロクに下調べも行わずにフィリピンパブの事しか考えてない記者達もさることながら、「はちま起稿」や「俺的ゲーム速報@刃」のような、2ちゃんねるまとめ系ブログを使用して罵詈雑言を吐き散らす「捏造ステルスマーケティングブログ」(当該2サイトにアクセスすると彼らにアフィリエイト報酬が入ってしまうためリンクしておりません!)に対する毅然とした対抗策であるともいえます





「ゲーム」の効用

| トラックバック(0)
現在の日本において「ゲーム」といえばいわゆる「コンピュータービデオゲーム」の事を差します。

しかしながらゲーム(というかむしろ娯楽一般)の歴史を振り返ると、世界最古の双六ゲームとも言われ、世界中で人気の高い「バックギャモン」や、麻雀、囲碁、将棋をはじめとした、いわゆる「テーブルゲーム」の歴史の方が圧倒的に長いです。

<対話交渉力を鍛える訓練として>
日本ではあまり知られてはおりませんが、90年代以降の欧州(特にドイツ)では「カタンの開拓者達」「カルカソンヌ」をはじめとした傑作ボードゲームが編み出され、販売されており好評を博しております

カタン.jpg
「カタンの開拓者達(Die Sielder von Catan)」 

 カルカソンヌ.jpg
 「カルカソンヌ(Carcassonne)」

これらのボードゲームは3人以上の多人数プレイが基本で、勝利するには「他人の都合をしっかりと踏まえ、時には交渉し、最後に自分の都合を巧妙に通す」必要があり、対話や交渉事を行う訓練ともなっています。現在、欧州の中でドイツが比較的景気が良く堅調なのは、子供に対してこのような知的トレーニングを家庭内で行っていることが可能性の1つとして挙げられると個人的に感じます。

<知識人との人脈開拓として>
また、「ゲーム」の種類によっては時の権力者や上層知識人階層が熱心に取組んでいるものもあります
「麻雀」は、明治42年(1909年)に日本に紹介され、大正時代に小説家であり、「文藝春秋社」を創設した菊池寛がこよなく愛したゲームでした。

スクリーンショット 2011-10-17 3.36.24.png
出典:「麻雀博物館 宝物閲覧」

「文藝春秋」は上層階層や知識人が読む雑誌です。菊池寛は、芥川賞や直木賞といった名高い文学作品の賞を創設した方です。
つまり、当時の小説家や知識人が菊池寛氏と話の糸口を掴み、彼と人脈を築くには"「麻雀仲間になる」というのが最も手っ取り早い方法"だった、という事を意味します。
「麻雀」といえば「賭博麻雀劇画」というイメージが一般的である今日では信じられないかもしれませんが、戦前では「知識人としての必須遊戯」という位置づけでした。

<苦しいときの気分転換として>
上記の例で取り上げた「麻雀」ですが、第二次大戦後に捕虜となりシベリアへ抑留された日本兵や、第一次インドシナ戦争で捕虜となったフランス兵が意外なことに捕虜収容所で「麻雀牌」を自作し、キツイ強制労働の合間の気分転換として楽しんでいたという事実を初めて知りました。
シベリア抑留.png
シベリアに抑留された日本兵が使用した自作麻雀牌

フランス捕虜.png
第一次インドシナ戦争時にフランス兵捕虜が使用した自作麻雀牌

いずれも出典:「麻雀博物館 宝物閲覧」

日本は今後苦境を迎えますが、上記事例から「ゲーム」は不要どころか需要がどんどん増すことが予想されます。

これから暫くの間、「ゲーム」関連のことについて触れて参りたいと思いますので何卒おつきあいのほど宜しくお願い申し上げます。